第11話 夫が中卒になった経緯3

博士

こんにちは、博士(ハクシ)ちゃんです。
ブログにご訪問いただき、どうもありがとうございます。

かい

今回のブログは、前々回前回のブログに引き続き、僕が高校を中退するに至った経緯のお話しです。

博士

最後まで読んでいただけると嬉しいです。

この記事の内容

周り人たちの反応

「高校を中退して、東京の楽器屋でバイトしたい」

という、ささやかな夢を抱いた高校時代の夫・カイは、とりあえず自分の母にその決意を伝えることにしました。

とはいえ流石にこれだと親を説得するにはあまりにも無謀でなので、ギター雑誌でてきとうに見つけて来た東京の音楽学校(※カイ註:専門学校などではなく、実際はただのギター教室)に行きたい、生活費は全て自分で稼ぐ、ということにしました。

当然ながら、お母さんは即反対。
カイさんはめげずにしつこく主張し続けましたが、それでもお母さんは徹頭徹尾大反対。

しかもお母さんはおじいちゃんやおばあちゃん、親戚の人達などなどたくさんの人を動員して中退を辞めるよう説得して来たそうで、こうなるともう円満中退は望めなそうでした。

そこでカイさんはお父さんにお願いすることにしたのですが、カイさんのお父さんは子供の頃からとても優秀で勤勉、東京の超難関大学卒のいわゆるエリートです。
だから高校を中退したいと言っても、どうせ許してくれないだろうと半ば諦めつつも、ダメ元で言ってみることに。
カイさんは、もしもお父さんも許してくれないなら、不本意ながらも家出するしかない、と思い詰めていたそうですが、

しかし予想に反し、お父さんはあっさりと

「お、そうか、いいぞ」

と許してくれたので、カイさんは拍子抜けしたそうです。

博士

えええ!!なんだその予想外の展開は、、、
お父さん、よく許してくれたね。

かい

後から聞いたことによると、僕は言い出すと聞かないから、一回気が済むようにさせれば、そのうち大変さが分かって戻ってくるだろうと思ったらしいです。

博士

な、なるほど、、、。

それにしてもなかなかの英断(?)というか、なんというか。
グレて退学になったとかなら仕方ないけれども、ごく普通に高校に通っている息子の「高校を中退して、東京の楽器屋でバイトしたい」という突拍子もない理由と明らかに杜撰な計画を許可するのは、お父さんも相当の勇気が要ったのではないかと思います。

そしてこの後、お父さんは中退を反対していたお母さんから激しく責められたそうです。
そりゃそうだ。

中退の条件

高校中退の許可を貰ったカイさんは、浮かれまくって一刻も早く上京したいと思っていました。

ちなみにこれは、高校1年の二学期が始まったばかりの頃でした。
さっさと上京したいカイさんに対し、お父さんは

かい父

新聞配達が1年契約やけ、高校辞めるのはそれが終わってからにしなさい
※山口弁

高校時代のかい

なるほど、確かにそれはそうじゃ

どう考えても、高校を辞めるより新聞配達を辞める方が影響が少ない気がしますが、何故かカイさんはそれに納得。
こうして、今すぐ高校を中退して上京したかったカイさんは、新聞配達のために中退を引き延ばし、高校1年の最後までは頑張って高校に通うことになりました。

ちなみに、このことについて後にカイさんが考察するには、

かい

多分父は僕が新聞配達を途中で辞めたら、代わりに自分がやらないといけないと思って、それを阻止したんだと思う。

博士

でも、いくら1年契約とは言え、事情があれば途中で辞められるのでは。
途中で引っ越ししたり、病気になったりする人もいるだろうし。

かい

まぁそうなんですけど、何せ田舎だから。
代理店のおじさんも近所のよく知っている人だから、気を遣ったのだと思う。

博士

な、なるほど。

いよいよ上京

学校の先生には、実際に学校を辞める直前に伝えたそうです。
カイさんの担任は、まだとても若い先生でした。
その先生は自分のクラスの生徒が退学した経験がなかったので、とてもショックを受けてしまいました。

かい

先生には、とても悪いことをしたと思います・・・。

博士

なんの問題もなかった生徒が、突然辞めたからビックリされたでしょうね

カイさんにとっての高校は、まぁ最終的に1年で自主的に退学したくらいなので、特にとても楽しいという訳ではありませんでした。
特に嫌なことがあった訳でもないけど、なんとなくどことなく雰囲気に馴染めないような、そういう気持ちがどこかにずっとあったそうです。

博士

あ、それ分かるかも。
虐められてるとかそういう具体的なことはなくても、なんとなく全体から醸し出される雰囲気が苦手な場所ってあるよね。

かい

しかも山の中ですからね。
もしも街中の高校に行っていたら、多分辞めていなかったと思います。

結局、音楽学校(ギター教室)の費用や、1人暮らしの部屋の敷金・礼金、家財道具一式などは、おじいちゃんやお父さんが出してくれました。
音楽学校に通いやすい場所に部屋を借りて、ようやく東京での生活がスタートしました。

博士

で、楽器屋さんでバイトしたの?

かい

しませんでした。

博士

えーーーー、どうして?
せっかく高校中退してまで叶えたかった夢なのに

かい

上京して楽器屋のバイトを探したら、全部18歳以上、しかも高卒以上だったんですよね。
あの頃はネットなんてないから、事前にそういう情報が調べられなかったんです。

博士

ま、まぁ確かに。
当時はなんでも電話で確認するしかなかったよね。
でもわざわざ高校辞める前に楽器屋に電話して、
「バイトで雇ってくれますか?」
とか聞かないよね。

かい

それで、上京して3日目くらいで後悔しましたね。
結局16歳でも雇ってもらえるのがマクドナルドくらいしかなくて、しばらくはマックでバイトしました。

博士

それは大変でしたね。
でもバイト先が見つかって良かった。

ということで、全3回に渡って長々と書きましたが、こうして夫・カイは中卒になりました。
この後カイさんがどのような人生を歩むかは、またの機会にお話します。

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