第37話 ハクシ、結婚式ビジネスに反発する

博士

こんにちは、博士(ハクシ)ちゃんです。

かい

こんにちは、ハクシの夫のカイです。
当ブログをご訪問いただき、どうもありがとうございます。

このブログでは、中卒の夫・カイと博士号を持つ妻・ハクシの日常をご紹介しています。
学歴差があっても、とても楽しく暮らしていますよ!

さて、今回の記事はタイトルにあるように、結婚式についてのお話です。
少し前の記事で、無事に結婚届を提出して晴れて夫婦となった我々ですが、結婚式についてはほぼノープランのまましばらく新婚生活を送っていました。
が、ようやく重い腰をあげて、結婚式についてまじめに計画することにしました。
今日はこの辺のことについて、ご紹介したいと思います。

かい

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この記事の内容

ようやく結婚式について考えることに

さて、結婚前にカイさんが、

かい

結婚式もやりたいです。
盛大にやらなくて良いから、2人だけでもやりたい。
節目だし、思い出になるから。

と言った時に(詳細はこちらの記事をご参照ください)、私もやってあげようと決心しました。
家計の管理は私がしていたので、月々のお給料の中から結婚資金を貯め続けていましたが、結婚して少し経つ頃にはそこそこの額になっていました。

ということで、再びウェディング情報のサイトなどを調べ出したのですが、調べれば調べるほど、

博士

な、なんだこの結婚式ビジネスは・・・・!!!!

博士

他人の人生のイベントにコミットして来て金儲けするとは、なんたる不届き者か!!!

と、持ち前の非融通性を発揮し、またも結婚式をやりたくなってしまいました。


ちなみに最も抵抗感を感じたのが、どのウェディングプランにも同じような「型」あるは「フローチャート」のようなものがあることでした。
うまく言えませんが、どの式場のどのプランを見ても、多少の違いはもちろんあるものの大体こんな感じで↓

1. 次の中から結婚式の種類を選択せよ
 (a)神前 (b)教会 (c)人前

2. 次の中からお披露目の種別を選択せよ
 (a)披露宴 (b)パーティー

3. 次の中から衣装の種別を選択せよ
 (a)和装  (b)ドレス

4. 次の中から料理を選択せよ
 (a)コースA  (b)コースB (c)コースC


5. 次の中からテーブルに置くフラワーアレンジメントを選択せよ
 (a)ピンク系  (b)オレンジ系 (c)白系

【以下、これが延々と続く】


この1、2、3、4、5のようなコンテンツは、どの式場でも自動的に設定されています。


ひねくれている私は、そもそもこの段階で結構反発してしまい、

博士

えー、なんでテーブルに花を置くって、最初から決められてるの・・・
水槽を置きたい人とか、そもそも何も置きたくない人はどうするの・・・

と、思ったのでした。

そしてコンテンツの内容も、その式場が用意した選択肢の中から選ばないといけないというのも、なんだかセンター試験(今は共通テストというのか)のマークシートみたいでやだな、と思ったのでした。

全然自由度もなければ、クリエイティビティもないのに、これがものすごい値段なんですよ!!!!
なんの罰金だよ、こんなの絶対にやりたくないよ!!!!!


センター試験というよりも、手芸キットみたいな感じというべきかも知れません。
例えば刺繍の手芸キットで、「説明書通りに作ると、この模様ができあがりますよ」という商品がありますが、



こういう商品ですね。
これもあらかじめ模様が決められているし、色ももう決まっています。
例えばこのキットを買ってきて、「ここ黒猫じゃなくておじさんにしたいな」と思っても、おじさんを刺繍するための糸はこの中には入っていません。
もうこれで作り出したら、この模様しかできないわけです。

しかしこの手の商品は、おそらく刺繍という「技術」を練習したり楽しむためのものであることは分かりますし、その存在意義も理解できます。
それに刺繍の場合、もしもオリジナルの作品を作りたいのだったら布と糸を用意して、あとは模様を自分で考えて作れば良いので、この手芸キットしか選択肢がない訳ではありません。

一方結婚式に関しては、「もうこの刺繍キットしか選択肢がない状態」と言っても過言ではないでしょう。
もしもオリジナルのアイデアで式を開催したくても、程度の差こそあれ原則としてはパッケージ売りしかしていないという。
どうしてこの業界が、こういう状態になっているのかは分かりません。


そしてさらに失礼承知で言うと、そのあらかじめ用意されたパッケージがなんだか全然魅力的ではないんですよ・・・。
高い割にはどれもこれも似たような感じで、そもそもコンセプトが全くないのです。
なんかもうちょっと、例えば「深海の結婚式」とか「25世紀のSF的結婚式」とか、そういういろんなコンセプトがあっても良いのではないかと思う。
会場の飾り付けや服装、料理をそのコンセプトに合わせるのはもちろん、コンテンツそのものもコンセプトに合わせたり・・・。

コンセプトがないのにやたらお金がかかると言えば、東京オリンピックの開会式に対しての批判を思い出しますが、結婚式もまさにあんな感じに思えました。

このように、ひとの人生の大事な節目にコミットしてきては魅力のないパッケージを高額で売りつけようとする結婚式ビジネスに、私は中学生のように反発した訳です。

ウィディングプランナーのお仕事


実は私、最初の頃はここまで結婚式に選択肢がないとは思っていなかったのです。

これまでに招待された結婚式や、以前ゼクシィを買った時の記憶を辿れば、「結婚式というのは、なんだかどれも似た感じである」ということには薄々勘づいておりました。
しかしこれは「面倒くさいから、多くの人があらかじめ用意されたパッケージを利用しているからだろう」と思っていました。

そしてこの世のどこかに、オリジナルの結婚式を一緒にコーディネイトしてくれる会社が存在していると思っていたのですよね。
こちらのモヤモヤしたインサイトを汲み取りながらコンセプトを作ってくれて、豊富な経験と業界のコネクションを活かして「それならここの会場はどうでしょ、普段は美術館なんですけど、夜中なら500万円で貸し切りにできますよ」みたいな提案をしてくれるような。

そして実は長いこと、「ウィディングプランナー」という人たちは、こういう感じの仕事をしているのだと思っていたのです。


しかしいざ結婚式をやる立場になって、真面目にこのような「ウェディングプランナー」を探してみたところ、こんな人たちはどこにも存在していないことを知ったのでした。

いや、存在していますよウェディングプランナー。もちろんウェディングプランニングを専門とした会社もあります。
しかしどうやら彼らは顧客の話を聞いて、あらかじめ用意された商品の中からいくつかの選択肢を示すというのを生業としているようであり、オリジナルの結婚式を一緒にコーディネイトしてくれるというわけではないのですね。

おそらくあちこちの結婚式場から「うちの商品を売ってくれ」とお願いされているのでしょう。
「プランナー」という言葉から、勝手にデザイナーやアートディレクターのような職種を想像していましたが、実際にはどちらかというと営業に近いお仕事のようです。

なるほど、勉強になりますな。

ハクシの理想の結婚式


と、今回のブログはここまで文句をタラタラ書き綴ってしまいました。
(読んでいて不愉快になった方、申し訳ございません。)

じゃあお前、どんな式ならやって良いんだよ?と言うと、当時思い描いていたのは、こんな感じ。

↓↓↓↓

◆ハクシの理想の結婚式◆

・コンセプトは「中世ヨーロッパの半獣半人の挙式」(意味不明)
・場所はどこかのゴシック様式の建物(詳細未定)
・中世ヨーロッパであることから、結婚式は教会式一択
・服は自分でデザインしたもの(フェイクファーなどを用いた獣風のドレスが良い)
招待客も耳や尻尾をつけていただく(用意して、会場で貸し出す)
・招待状は自分でデザインする
・料理もコンセプトに合わせたもの
・その他、式で行う内容は自分で決める
(ウェルカムボード、ケーキ入刀、友人のスピーチ、余興、両親への挨拶などは勿論なし)

??????
なんだこりゃ、、、、。

ちなみに中世はゴリゴリのキリスト教全盛期ですので、当然毛皮の着用は禁止されておりました。
毛皮や革製品が流行るのは、この直後のルネサンス期ですね。
だからフェイクとは言え毛皮というのは最も中世ヨーロッパ的ではないものの1つなのですが、そういう細かいツッコミ以前の問題として、我ながらどうしてこんなことを思いついたのか。
きっとある種のウェディングハイだったのであろうと、今では分かります。

そりゃこんなのコーディネイトしてくれるプランナー、この世にいないよ。
自分でやれよ。

でもこれ実際にやるとなると、大変以前に本当にできるのかどうか。
いや、まぁできるんだろうけど、どこかのゴシック様式の建物ってなんなんだろ。

そしてこの案をカイさんに共有してみたところ、

かい

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

かい

イイデスネ(棒読み)

と、明らかに本心ではない反応が返ってきたので、このプランは白紙に戻さざるを得ませんでした。

さて、長くなったので続きはまた次回以降にお話しします。

博士

なんだか文句ばかりの記事になってしまいました。
申し訳ございません。

かい

懲りずに次回もまたお読みいただけると嬉しいです。

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